中国・戦国時代  径17.5



白銅質の鏡面と青銅製の鏡背から成る鏡。  
鏡背には、三つの怪獣渦文の間に禽・獣・狩猟の文様が象嵌されており、中でも、剣を手にした馬上の人物と虎の極めて写実的な表現から「狩猟文鏡」と名づけられた。  
河南省洛陽の金村古墳から出土。戦国時代に流行した、金属に模様を刻んで金・銀などをはめ込む技法(金銀錯)による鏡の最も優れた作例であり、世界的に「細川ミラー」の名で知られている。

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