桃山時代  紙本墨書 1通 31.0×48.0



細川忠興の正室、玉(1563〜1600)が「そうしゅん」という人物に宛てて、瓜を贈られた礼や子の息災などを記した散らし書きの手紙。  
玉は知将、明智光秀の二女として生まれ、高山右近の説くキリスト教に帰依し、洗礼名の伽羅奢(ガラシャ)で知られる。  
関ヶ原の戦で、石田三成の人質になることを拒み「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」という辞世の句を残して自害した。

×閉じる